薬剤科

患者さんに寄り添う薬剤業務の提供を心がけています。

当院は内科一般、糖尿病・血液・内分泌・消化器・リウマチ・女性外来等の専門外来を標榜し、それに対応すべく薬剤師も専門分野での薬剤の知識を深め、患者さんにとってよりよい医療の提供ができますよう他の医療スタッフとともに、取り組んでまいりたいと思っております。
また、当院は外来も院内で調剤しお渡ししています。院外処方発行率は10%程度です。
古くから当院をかかりつけにして下さる患者さんも多く、患者さんと薬剤師が顔見知りで信頼と安心をお届けてきていると自負しております。
そういう患者さんにとっては、院内でお薬をお渡しできることは大変喜ばれております。
かかりつけ薬局をお持ちの方には積極的に院外処方を推奨し、一元管理をお願いしています。

病院薬剤師は病院内の薬に関するあらゆることに係わっています。
ここでは、当院薬局が行っている主な業務内容を紹介します。

調剤業務

患者さんに処方された薬の内容(薬の量・飲み方)や他科(他の病院)の薬との重複がないか、飲み合わせの悪いお薬がないかをチェックして、疑問があれば医師に問い合わせを行い、安心してお薬を飲んでいただけるよう調剤し、お渡ししています。

また、医薬品の品目・数量についても複数の薬剤師で確認し、調剤過誤(調剤まちがい)が起きないよう細心の注意を払っています。
患者さんのお手元に届くお薬には、お薬の効能や服用の際に注意すべき事項を記載した文書を添付しております。
お薬手帳にも処方内容を記載し、外来来院時に必ず提出して頂くようにしています。

注射業務

入院患者さんに処方された注射薬を、患者さん毎に1日分ずつセットし、病棟に払い出します。
その際に、医薬品の品目や数量はもちろん、投与量、投与経路、投与速度、薬品の混合などについて問題がないか、複数の薬剤師で確認を行っています。

薬品管理業務

病院内で使用される医薬品を温度や使用期限に注意して保存し、定期的に点検し無駄なく円滑に供給できるように管理しています。
当院で使用されるほとんどの医薬品の購入窓口として、在庫管理を行っています。

医薬品情報管理業務(DI業務)

薬品情報では、厚生労働省や各薬品メーカーなどから提供されるお薬の適正な使用方法や副作用の情報、新薬についての情報などを収集し、整理、保管、評価し速やかに医師、看護師等の医療スタッフへ提供することにより医薬品使用に際しての安全管理に勤め、より質の高い薬物治療が行えるようサポートしています。

また、患者さん、および医師をはじめとする医療従事者からのお薬に関する問い合わせに対応しています。

地域連携

  • 特別養護老人ホーム(殿山亀寿苑)の院外処方発行、臨時薬・注射の提供
  • 近隣調剤薬局との合同勉強会

院内・院外研修会への参加

薬剤師会他主催の研修会にも出席し、後日薬局内で発表します。
医局の勉強会に出席し、MRからの新薬の情報や、学会報告などを聞くことが出来ます。

院内各種委員会

院内の各種委員会に参加し、薬剤科としての役割を発揮しています。

  • 安全対策委員会
  • 感染対策委員会
  • 褥創委員会

お薬相談

薬について患者様からのご相談に応じています。
不安や疑問を抱えたまま、お薬を飲みつづけていただくのはご本人にとっては辛いことです。
症状から副作用を心配されてみえる方、お薬の飲み合わせを心配されてみえる方、新しい薬について詳しく知りたい方は、どうぞお訊ねください。